都市鉱山が生んだ輝き 北九州市がメダル
九州

その他

北九州市は24日、捨てられた携帯電話などから採取した微量の金、銀、銅をリサイクルして製作したメダルを初めて公開した。市はリサイクルによって廃棄物をゼロにする「ゼロ・エミッション」を目指してリサイクル関連企業の集積を進めている。公開したメダルは来月の「北九州マラソン」の上位者に授与される。

 全国で大量に廃棄される携帯電話やパソコンなどに使われている金属はリサイクル価値が高い「都市鉱山」と呼ばれ、2020年東京五輪・パラリンピックに向けても大会組織委員会が金、銀、銅約5000個のメダルを都市鉱山の資源で作る試みを始めている。

 北九州市のリサイクルメダルはそれに先駆けた取り組みで、市内のリサイクル関連35社と学術研究3機関が技術を結集。廃棄されたエアコンの熱交換器から採取した銅をベースに、パソコンや携帯電話の電子基板などから集めた金、銀をメダル1個当たり1グラムずつ使ってメッキ加工した。

 メダルは、16年リオデジャネイロ五輪・パラリンピックとほぼ同じ約500グラムで、直径8センチ、厚さ1.2センチ。プロジェクトの音頭を取る市の担当者は「メダル作りで北九州のリサイクル技術をアピールしたい」と話した。【比嘉洋】

 

出典:毎日新聞


戻る