兵庫県産廃協会 女性初の理事にインタビュー
近畿

業界の取組み

6月22日に開催された、一般社団法人兵庫県産業廃棄物協会の総会において、
女性初の理事が誕生した。

有限会社清菱、代表取締役 小林昌代氏。

今回は入社から理事就任まで、
更に今後に向けての意気込みなどをインタビューした。


→業務内容を教えてください

清菱は尼崎市(兵庫県)の一般廃棄物収集運搬と、
その排出事業者さんから発生する産業廃棄物に関して、
分別方法からご提案し、収集運搬業務を行っております。


→入社当時のことを教えてください。

入社した当時は、
事務、経理、集金、その他の雑用はもちろん、
営業もしながらパッカー車に同乗し回収業務を行っていて、
覚えることも多く、本当に大変でした。


→一番苦労したことは?

社長が親ということで、経営者側の考えも聞きますし、
現場の仕事をする中で、スタッフの苦労や主張も聞くことができます。
両方の気持ちがわかる立場で、どっちが正しい、間違っていると言うことは言えず、
悩んだ時期もありました。
これは2代目3代目さんの「あるある」ではないでしょうか。


→そんな中でも印象に残っていることはありますか?

パッカー車の横のり業務は大変でしたが、
回収場所が1つの通りで固まっている現場を、
私たちはチャンピオンロードと呼んでいました。(笑)
そのチャンピオンロードを回収し終えて振り返った時、
ごみが無くなっている爽快感はとても良い思い出になっています。
「街をきれいにしている仕事だ」と実感できる瞬間でした。

また、阪神大震災を経験したことがつらい記憶としてあり、
自宅も全壊し、当時の街並みは鮮明に記憶に残っています。
まだ今のように連絡手段が整っていなかったので、
スタッフの安否確認や1日でも早く事業再開することなど、
本当に大変な時期でした。

昨今、災害発生時に問題となっている災害ごみの問題。
被災地の復興には私たちの仕事は欠かすことの出来ないものだと、
実感しています。


→それでは社長就任時のお話を聞かせてください。

生前から2人社長をしていました。
先代は経営を、私は現場をメインに業務を行っておりました。
今考えると、誰よりも現場を知らなければ社長は務まらないという、
先代の考えがあったのだと思います。

先代が亡くなり、32歳で代表に就任しました。
就任当時は、先代のような威厳や統率力がなく、日々工夫を重ねたことを覚えています。
それは現在も進行中で、時代に、そしてスタッフによって
これからも改善は必要と考えています。


→スタッフの方たちに対しても想いなど聞かせてください。

昔ながらの考えかもしれませんが、
従業員を死ぬまで面倒みる、という気持ちはずっとあります。
「人がいて会社が動く」。
そこは決してぶれないところです。


→ここからは本題?の業界団体に関してお聞きます。
 兵庫県産廃協会に入ったきっかけを教えてください。

メインが一廃ということもあり、
昔から産廃協会に入会はしていましたが、
積極的に活動に参加はしていませんでした。
当時から、一廃の組合や別の業界団体には所属していたのですが、
そこで出会った方に「今後のことを考えて産廃のことも学んだ方がいいよ」と。
また、同世代が集まる協会の青年部なら参加もしやすいと聞いたので、
青年部に所属させていただくことになりました。

同業の、そして同世代の人達と、勉強会や情報交換をしながら、
社会貢献事業に取り組むなど、多くのことを学びました。

青年部の幹事、副会長を歴任している中、理事という大役のお話をいただき、
少しだけ悩みましたが、お受けすることにしました。


→そして先日の総会で就任。主な役割と今後についての意気込みを聞かせてください。

阪神支部で、不法投棄パトロールなどの事業を担当する予定です。
今後は、せっかく女性初の理事という機会をいただたので、
その名前を活かし、情報を発信していくのが自分の役目だと思います。

また、男性社会のイメージが強い業界ですが、
もちろん女性も多く働いています。
その人たちが集まり、情報交換や悩み相談をできる場を作っていきたいと考えています。


→以上になります。小林社長、ありがとうございました。

 

 

男性だから、女性だから、という時代はもう古い。
しかし男性にしかできないこと、女性だからできることがあるなら、
積極的に任せ、取り組むべきだと思う。

小林社長は男勝りの一面と、社員のお母さんのような、
懐の深い優しい一面を合わせ持っている人だ。

今後小林社長が担当した取組みや事業が、
兵庫県から発信されてくるのが楽しみだ。


■一般社団法人兵庫県産業廃棄物協会 ホームページはコチラ

■有限会社清菱 ホームページはコチラ

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