違反少なく、減量が課題 金沢の家庭ごみ有料化 全9千カ所の収集一巡
信越・北陸

行政・法律

金沢市の家庭ごみ有料化制度は2日、火曜・金曜収集エリアのごみステーション約4500カ所で「燃やすごみ」の収集が行われ、初日の1日分と合わせ、市内全9千カ所のステーションの収集作業を一巡した。市によると、2日目も指定袋を使用していない違反ごみは目立たず、普段よりも出されるごみの量が少なかった。今後、ごみ出しマナーの普及とともに、どこまで減量化が進むかが課題となる。

 

 巡回する職員からの報告では、1、2日目とも普段よりもごみの量が少ないステーションが多かった。原因について担当者は「紙類や容器包装プラスチックを分別している人が多いのではないか」とみており、引き続きごみの減量・資源化を働き掛けるとしている。

 

 2日目も市内8カ所のステーションで違反ごみの定点調査が行われ、従来の半透明袋で出した違反が1件、段ボール廃棄の違反が3件あった。1日目の調査と合わせると、市内16カ所のステーションで違反は計7件にとどまる。実際にステーションを回った収集員からも「予想よりも少ない」との声が聞かれた。

 

 違反ごみがあれば、収集員が黄色の警告シールを貼り、そのままステーションに取り残す。市は職員380人体制で朝のステーションを巡回し、制度の周知を図るとともに、違反ごみを出そうとする人を見掛ければ指導している。

 

 一方で市担当者は、1人暮らしの学生が多く入居するマンションや、外国人が多いエリアのステーションで違反ごみが続くことを懸念している。

 

 学生や外国人は行政の情報に疎い傾向があるためで、来週以降の情報で特定のステーションに違反が続く場合は、マンションの管理会社や、市国際交流協会などと協力し、あらためて住民に制度の開始と内容を伝えることも検討する。

 

 違反ごみの対策としては、市は町会向けに監視カメラの貸し出しを行っており、1月末までに10カ所のステーションに1台ずつのカメラが設置された。制度開始以降は現時点で新たな貸し出しはないものの、市は5台のカメラを用意し、要望に備えている。

 

出典:北國新聞


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