廃家電の金で祇園祭山鉾修復 京都、ごみから素材抽出
近畿

業界の取組み

京都市と祇園祭山鉾連合会などは8日、ごみとして捨てられた小型家電から金を取り出し、祇園祭山鉾の金工品や懸装品の再生に活用するための協定を結んだ。今夏から対象の山鉾を検討する予定で、数年後には廃家電の金が山鉾を彩る。

 リサイクル金の活用としては、18日開催の京都マラソンで優勝者に贈る金メダルに続く第2弾。

 山鉾は、屋根や柱、飾り金具などに金が多用されているが、素材価格の高さが修復・新調の負担になっているため、回収した小型家電から抽出した金を無償提供する。回収は2009年に始め、17年度に回収した家電は過去最多となる約180トンで、金約100グラムを抽出できる見込み。

 同連合会の岸本吉博理事長は「祇園祭を長く続けていく上でありがたい話だ。リサイクル金をできる限り用い、修復・新調を進めたい」と話し、14年に再建したばかりの大船鉾や、現在は「休み山」で復興を目指す鷹山などへの活用も検討するとした。

 中京区の市役所で式典があり、純度の高い金を取り出す技術を持つアステック入江(北九州市)、メッキ加工を研究開発している市産業技術研究所(下京区)を含む4者で協定を交わした。

 

出典:京都新聞

 

 


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